平成14年度 長期研修員 研究主題と要旨

分野

研究分野

研究主題

教育経営 学校経営 地域との連携によるこれからの学校経営
子どもが人間的に成長していく過程において、地域の教育力は欠かせないものであり、学校教育推進する上でも、地域の教育環境や人材を活用することが不可欠である。そこで、P T A 、地域の団体などの学校経営への協力、参加得るための具体的な方策考察した。また、開かれた学校づくりを目指して、地域への教育情報の公開、施設開放の在り方、社会教育との連携どう進めるかについて検討した。
地域の信頼に応える学校づくり
地域の信頼に応える学校づくりを推進するために、教職員に必要な資質能力とは何か。また、それらを向上させるための教職員研修の在り方等について考察しながら、教職員が保護者や地域から信頼される教職員集団であるためには、共通の目標もち、相互理解が必要である。そのためには、どのような方策があるのか。また、管理職として、どうあらねばならないかなどを探った。
地域の期待に応える学校経営の在り方
現在進められつつある教育改革の中で、「開かれた学校づくり」は学校改革の中心的テーマの一つとなっている。これ経営課題として、学校と家庭・地域が連携協力しながら実現していくことが、地域の期待に応える学校経営であると考えた。そのためにまず、学校の情報家庭や地域住民に対して積極的に提供し、評価得る中で地域の要望的確にとらえ、学校経営に生かしていくことが大切である。
家庭・地域とともに心の教育を深める学校づくり
心の教育深めるためには、学校と家庭・地域社会が緊密な連携図ることが必要であり、それは学校地域社会に開くことにもつながる。学校が情報発信し、これら三者が交流するプランの試行を通して、道徳教育学校経営の中心に位置付けた学校づくりについて考察する。
教科・領域 国語科 「伝え合う力」高める学習指導
- 「読むこと」の領域を通して-
「読むこと」の学習において、自己の「読み」適切な言葉で他者に伝えたり、他者の「読み」的確に理解したりすること通して、伝え合う力高める学習の在り方について考察した。具体的には、身近なテーマに関する文章読み、お互いの「読み」や意見を交流し合ったり、二つの文章比較したりすることで、考え深める学習行った。また、単元の評価規準作成し、学習の過程における評価の在り方についても考察した。
国語科 古典の授業の活性化を目指して
- 生涯にわたって古典に親しむきっかけつくる-
古典の授業の活性化目指し、小・中・高の学習指導要領や先行研究からその方法考えた。そこから、生涯にわたって古典に親しむきっかけとなるように、生徒の主体的な学習の場を設定し、古典の面白さ生徒に気づかせる学習活動について考察した。
数学科 数学的活動の楽しさを見いだす学習指導の工夫
−「 三 平 方 の 定 理 」の 指 導 を 通 し て−
数学的活動の楽しさとは、問題の解決を図るために、数学的な考え方に基づいた授業展開の中で味わえるものである。本研究は、図形ピースを用いた操作活動が数学的活動を自然な形で誘発するだろうという立場で、「三平方の定理」の導入段階における学習指導の工夫を研究した。
理科 科学的な見方や考え方を育てる学習指導
−日常生活との関連を重視した理科学習−
中学校理科において、科学的な見方や考え方を育てるために、日常生活との関連を一層重視した学習指導の在り方について研究した。一つの事例として、生徒が理解しにくいと考えられる第1 分野「電流のはたらき」の単元を取り上げ、この単元における科学的な見方や考え方を育てるための具体の評価規準を作成し、三つの実験教材を考えた。研究授業を通して日常関連教材の有効性を検証し実験教材やワークシートの改善、工夫を図った。
英語科 国際理解教育の視点に立つ英語教育
教育課程改訂の基本方針及び中学校外国語科学習指導要領の改訂の趣旨から国際理解教育の重要性が読み取れる。本研究では、外国語(英語)科の指導国際理解教育の視点からとらえ、生徒の学習意欲高め、実践的コミュニケーション能力向上させるとともに、国際理解の態度はぐくみ、豊かな人間性培う指導法や教材開発した。
特別活動 中学校における心の居場所としての学級づくり
生徒が心の居場所を感じるときのポイントとして、@集団の中で自分の存在を感じる、A自分と他の人との相互承認がある、B自分にとっての適切な役割や位置がある、の三つを想定した。そして、心の居場所としての学級づくりを目指し、班活動中心に生徒の自発的・自治的な活動の活性化を図った。その方法として、三つのポイントを学級の中で具現化する活動プランや班活動中心とした学級活動年間指導計画案を作成した。
総合的な
学習の時間
探究を軸とする中学校地域学習に関する一試論
- 総合的な学習の時間の構築-
置籍校における総合的な学習の時間の構想について、地域主題とした探究的な学習の在り方を研究した。探究的な活動を通して学ぶことの意味を探らせるためにエコミュージアムの視点から地域の特色を生かすカリキュラム案の作成を試み「生きる力」の具現化と生徒に付けたい力の明確化を行い、授業の展開の在り方について考察した。
教育一般 家庭教育 家庭の教育力向上を目指す支援の在り方
−P T A 活動の活性化による親のエンパワー−
親自身が子育てに不安やとまどい感じ、自信をなくしている現実があり、今日の子どもが抱える課題の背景には、家庭における教育力の低下もあると考えられる。こうした現実を踏まえ、P T A 活動の活性化を基軸に、学校ができる家庭教育支援の在り方を考えてみた。
障害児教育 自閉症児のコミュニケーション指導の在り方
自閉症については、1943 年にアメリカのKanner,L.が「早期幼児自閉症」を報告して以来、研究が進められている。本研究は、これまでの自閉症児の研究についての概論をまとめるとともに自閉症児のコミュニケーション指導の在り方について、状況や相手の気持ちを読みとりにくい生徒の事例を通して考察した。
人権教育 人権意識を確かにする部落史学習教材の在り方
部落史の見直しが提起され、部落史学習の在り方、教材の内容も変化している。世界の人権教育の手法に学びながら、参加型学習部落史学習の中に取り入れることが今求められている。本研究では、日本の身分制に影響したアジアの身分制を調べ、ケガレ意識という共通点があることを確認した。ケガレ意識が差別の根底にあることに気づかせ、差別をなくす力を付けるための教材の在り方について考察した。
教育相談 教育相談を通した生きる力の育成
- 小学校での教職員の教育相談にかかわる研修の在り方-
最近、友達との関係をうまくつくれない子どもたちが増えトラブルも多い。また、保護者が、子どもの人間関係や子育てなどの悩みを直接学校に相談しに来ることも多くなっている。そのため、教職員は、教育相談的な姿勢もつことが、今以上に求められている。そこで、教育相談の理論と技法について教職員全員で共通理解を図れるよう管理職として、研修の在り方を考察し、子どもたちの生きる力の育成につなげるための方策を探った。
教育相談を生かした子どもへの支援
保健室に訪れる子どもたちの中には、何らかの精神的ストレスを抱え、自分自身の心の内にある不安や苦しみ、身体症状や問題行動として表出させている子どもが少なくない。そうした子どもたちの様子や変化にいち早く気づき、適切な対応がなされなければならないのは言うまでもない。本研究では、子どもたちが示す身体症状や問題行動の意味に着目し、保健室における子どもへの支援の在り方について考察した。
教育相談を生かした子どもへの支援の在り方
- 一人一人に応じることのできる支援体制に向けて-
近年、不登校の児童生徒が増加している中、病虚弱児対象の養護学校においても同様の傾向が見られる。このことから、子どもの抱える不安や悩みを少しでも軽減すべく、教育相談を生かした支援の在り方について探ってみた。
生徒指導 カウンセリング技法を活用した生徒指導の在り方
- 「社会力」の育成を目指して-
中学校学習指導要領解説総則編に「好ましい人間関係を基礎に豊かな集団生活が営まれる学級の教育的環境を形成することは、生徒指導の重要な目標の一つである」とある。対人的な問題に対して適切に対処できない子どもに、他者を理解し共感する資質・態度を身に付けられるようソーシャルスキル・トレーニングを活用して、積極的に集団生活にかかわろうとする「社会力」のある子どもの育成を目指す生徒指導の在り方を研究した。
学級経営 子どもが生き生きと力を発揮できる学級づくり
- 豊かな人間関係をはぐくむために-
「子どもとの信頼関係づくり」「活発な話合い活動を生かした学級集団づくり」「子どもを支える教員の連携・教員と保護者との連携」を柱として、豊かな人間関係をはぐくむための学級経営の在り方について考察した。
情報教育 障害児教育におけるコンピュータの活用
教育の情報化に伴い、情報機器等の活用は学習に対する興味・関心を高めるための手だての一つとして考えられている。障害児教育においてもこうした傾向は同様で、これまでにもコンピュータを活用した様々な教材が開発されている。しかし、障害がある子どもたちの状態は様々で、既存の教材では個に応じた指導に生かせないという実態があった。そこで、障害の状態や個々の特性を踏まえた教材の調査研究、及び教材作成に取り組んだ。
数学教育におけるコンピュータの活用
- 関数における学習ソフトウェアの活用-
中学校数学の授業の充実を図るため、コンピュータのより一層の活用が必要である。黒板とチョークを使った授業では説明しにくい内容、コンピュータを活用することで視覚的にとらえさせ、学習効果を高めることができる。そこで学習ソフトウェア大阪書籍版「Assist 」や関数グラフソフトウェア「GRAPES 」を活用した生徒にとって分かりやすい指導の在り方を研究するとともに、「GRAPES 」を用いた教材開発を行った。
総合的な学習の時間におけるコンピュータの活用
置籍校における総合的な学習の時間を基に、陶芸と就業体験を主題とした学習へのコンピュータ活用について研究した。カリキュラムデザインにおいては「生きる力」の具体化とねらいの明確化を行い年間を見通し活用することのできるHTML 教材を作成した。またディジタルポートフォリオ「デジポケッツ」を用いた授業展開と評価の在り方について考察した。

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