平成22年度

研 究 紀 要
奈良県立教育研究所研究指導主事

研 究 集 録
奈良県立教育研究所長期研修員
プロジェクト研究
奈良県教育委員会指定研究員

第18号


はじめに



研 究 紀 要

研究の概要
1 研修の効果測定U 
 −研修講座の活用と広がりに向けて−

研究指導主事 西 田 敏 夫 
 研究指導主事 金 子 博 和 
研究指導主事 佐 野 勝 典 
 奈良県の今日的な教育事情から多くの課題が見えてくる。その解決に向け、教育に直接携わる教職員のさらなる資質向上が必要となる。そして、同時に研修講座の有用性が問われている。そのために、より質の高い研修講座を提供し研修成果の活用や広がりを目指す取組として、昨年度に引き続き研修講座を考察しその在り方を探る研修講座の評価と研修の効果測定の研究に取り組んだ。
2 子どもの体力・運動能力と生活習慣等とのかかわりについて
 −幼児期から児童期における子どもの健全な心と体を育てるた  めに−
家庭教育係長 山 本 肇 一 
研究指導主事 熊 谷 啓 子 
 研究指導主事 新 田 晶 子 
 文部科学省が行う「体力・運動能力調査」の結果から、「走る・跳ぶ・投げる」といった基礎的な運動能力が顕著に低下していることが明らかになってきた。そこで、幼児期から児童期における子どもの健全な心と体を育てるために、子どもの体力・運動能力と生活習慣等とのかかわりについて考察するとともに、体力・運動能力の向上に向けた取組の方向性を探りたい。
3 公立学校における現状と課題 
 −授業力向上に取り組むために−

学校教育アドバイザリーチーム 
  学校教育アドバイザリーチームによる学校訪問では、授業参観を実施し、実際の授業の内容や方法について考察を行っている。
 その結果、県内の公立学校においては、ほぼ落ち着いた授業が行われている。反面、主体的な学びという観点からみると、学びへの意欲をはぐくむ授業は十分展開されていない現状もうかがうことができた。今、学校として授業改善に向けた取組を推進することが重要である。とりわけ、教員の授業力向上のための実践的な研修の実施、学校全体で取り組む研究体制の整備が求められる。


研 究 集 録
T 奈良県立教育研究所長期研修員の部

研究の概要
1 学校改善や組織の活性化に向けた学校評価システムの在り方

  長期研修員 弓 場 俊 郎
 魅力と活力のある開かれた学校を実現するためには、学校内外の環境変化に対応しながら、学校経営方針等を積極的に公表し、地域の教育力や人的資源を効果的に活用することが重要である。その視点から、学校評価に対する小・中学校の教職員の意識や学校評価の現状を分析し、学校改善につなげる学校評価システムの在り方を考える。
2 教育相談機能を生かした小学校運営の在り方

長期研修員 寺 田 俊 弘
   小学校における不登校をはじめとした生徒指導上の課題を解決していくためには、校内における組織的教育相談支援体制の構築が不可欠である。また、外部の関係諸機関との連携を深めながらあらゆる援助資源を有効に活用し、児童・保護者の願いや置かれた環境の理解などを通して、その複雑な心境に寄り添った援助をしていく姿勢が重要である。
3 学習意欲を高める数学の授業について 
 −ディジタルコンテンツを活用した授業の実践を通して−

長期研修員 福 西 嘉 弘
  学習意欲を高めるためには、ディジタルコンテンツを活用した授業が有効であると考えた。中学校第1学年の関数領域においてディジタルコンテンツを活用した授業を行い、単元前後に実施したアンケートや授業ごとに実施したアンケートの結果から、学習意欲が高まったかを検証した。その結果、学習意欲が高まっただけではなく、有能感や学習習慣にも影響を及ぼしたことが分かった。
4 高等学校における「生徒による授業アンケート」の授業改善への有用性
長期研修員 新 子 泰 夫
   高等学校では、教員の授業改善を目的として「生徒による授業アンケート」が行われている。本研究では、授業改善への効果測定の評価指標を設定し、県内公立高校5校の教員を対象に意識・実態調査を実施した。その結果を基に「生徒による授業アンケート」の授業改善への有用性についての検証と考察を行った。
5 スラッシュ・リーディングを用いた速読指導

長期研修員 石 澤 竜 義
   限られた時間の中で英文の内容を速く理解したり、多くの英文を読んだりするためには速く読めることが必要となる。スラッシュ・リーディングにより文頭から英文の意味を理解する速読指導を行うことによって、読解速度、読解効率、意識に与える効果について研究した。


研 究 集 録
U 奈良県教育委員会指定研究員の部
A.プロジェクト研究

研究の概要
1 児童生徒の学ぶ意欲を高める指導法の工夫と学習環境づくり 総論
国語 社会 数学 理科 外国語活動 ICT活用 校内研修
                               広陵町立真美ヶ丘第一小学校 教諭 石 政 桂 子【国語】
                                     安堵町立安堵中学校 教諭 藤 村 祐 紀【社会】
                                  王寺町立王寺南中学校 教諭 眞 方 武 志【算数】
                             田原本町立平野小学校 教諭 岡 田 有 希【理科】
                             桜井市立桜井小学校 教諭 森  宏 充【外国語活動】
県立大淀養護学校 教諭 住 田 千 利【ICTの活用】
県立高取国際高等学校 教諭 奥 村 幸 司【校内研修】

教科指導係長 乾     修 司
情報教育係長 廣 田 清 雄
   研究指導主事 小 ア 誠 二
研究指導主事 高 島  智 春
研究指導主事 上 田 博 史
研究指導主事 吉  岡    淳
研究指導主事 奥 村 健 夫
研究指導主事 松 本 哲 志
          研究指導主事  長谷川あゆみ
研究指導主事 宮 崎 博 文
研究指導主事 川 北    励
研究指導主事 山 内 雅 雄
 
2 規範意識を高める道徳教育の在り方U
畿央大学 教授 島   恒 生
        (アドバイザー)
                 上牧町立上牧第三小学校 教諭 井 阪 恵 子
                 
                       研究指導主事 松 本 吉 央
                                              
 
3 不登校児童生徒への援助の在り方
                        田原本町立田原本小学校 教諭 南   昌 伸
              川西町三宅町式下中学校組合立式下中学校 養護教諭 植 野 幸 子
                    県立大和中央高等学校(通信制) 教諭 岡 本 典 子

                                教育相談係長 森 下 道 男
                                研究指導主事 森 本 昭 博
                                研究指導主事 安 川 禎 亮
                                研究指導主事 宮 廻 なをみ

4  広汎性発達障害のある幼児の指導における「自立活動」について  
 田原本町立南幼稚園 教諭 辻 本 佳 世
                                       県立二階堂養護学校 教諭 谷 川   淳 
                      
         特別支援教育企画室 特別支援教育第二係長 中 村 美 和
                         指導主事 吉 崎 純 子
                         指導主事 福 井 康 博
                         指導主事 中 井 和 代


研 究 集 録
U 奈良県教育委員会指定研究員の部
B.個人研究

研究の概要
1 子どもの確かな人権意識を育てる学習について
 −将来の「自己実現」に対する意識を高める取組     を通して− 

県立郡山高等学校 教諭 山 岡   昂
2 新しい学校事務の在り方を探る
 −「学校徴収金にかかわる業務」のシステム化−
        
天理市立北中学校 主査 松 井 奈 々
3 子どもの体力向上のための方策
 −運動好きな子どもを育てる体育授業の創造−
香芝市立三和小学校 教諭 岡 田 久 典
4 子どもの生活習慣の改善・定着に向けた取組の研究
 −低体温の課題と運動習慣に着目して−
橿原市立白橿南小学校 教諭 今 仲 邦 行
5 幼児の生活習慣の改善・定着に向けた取組
 −保護者の意識変容にせまるアプローチの在り方−
 明日香村立明日香幼稚園 教諭 藤 田 恵 子
6 学校・家庭・地域の効果的な連携について
 −見守り隊の活動を通して−
      
田原本町立北小学校 教諭 上 村 謙 至
7 学校・家庭・地域の効果的な連携について
 −日常業務の観点から−
田原本町教育委員会生涯教育課  北  田  喜 史