平成27年度 SSP講演会(2)

第3回講演 「海外事情から考える、国際的なものの見方・考え方」

外務省大臣官房国内広報室 篁園 誓子 先生

 10月6日(火)視聴覚室を満杯にして篁園 誓子先生の講演が行われました。お話は、ご自分がルーマニアに関わる発端になった交換留学のこと、ルーマニアの国や歴史のこと(1989年、チャウシェスク政権がルーマニア革命によって倒されて民主化されルーマニアが誕生しました。)、民主化前のこと、ルーマニアの日本大使館での仕事のこと、東北大震災の大使館での対応のこと、日・ルーマニア外相会談のことなど、多岐にわたって聞かせていただきました。

 外務省の仕事の内容や初めて聞く話ばかりでとても興味深く伺いました。また外交官に必要な7つの資質ということでイギリスの外交官ハロルド・ニコルソンの言った、「誠実」「正確」「平静」「忍耐」「良い機嫌」「謙虚」「忠誠」を紹介していただきました。

 講演後はたくさんの質問が出て、なかには、「外交官や外務省勤務の方はとても忙しいのに、休めるんですか?」という質問も飛びだし、「ヨーロッパはバカンス期に入ると当該国の大使館も動かないので暇になるときもあります。」ととても丁寧に答えていただきました。

 

 

  

第4回講演 「電通のお仕事、今昔物語。」

(株)電通 関西支社 鈴木 契 先生 田中 義一 先生

  昔と今とで電通の仕事がどのように変化してきたかということについて、過去30年間を振り返っていただいた。

 まず、1985年からの20年間は、「インターネット前夜」ということで、テレビCMが全盛の時代であり、15秒もしくは30秒という制約の中でどのようにしてメッセージを伝えるかということを具体例をあげて説明された。

 その後の10年間は、動画サイトの登場により、インターネットでの広告制作が課題となってきた。そこでは、時間的な制約がなくなり、また、テレビCMのように否応なしに映像が飛び込んでくるのではなく、動画サイトで好きなときにいつでも観ることができる環境であるからこその難しさがあるという話をされた。

 続いて、他の企業に半導体等の部品を提供している某BtoBB(企業向け事業が主体の企業)からロボット製作のPR映像の制作を依頼されたとき、ロボットの性能をより良く見せるためにさまざまな技術を駆使したこと等を紹介された。

 最後に「物事を行うのは、その景色を見たいから。」「自分が見てみたいものは、他人も見たい。」というお話で締めくくられた。

 

生徒の感想から 

 文系・理系問わず、ほぼ全員の生徒が、「分かりやすかった」「興味がもてた」とアンケートで回答していた。

 特に、将来の目標や夢の実現に向けて、「背中を押される」メッセージが講演の中に盛り込まれていたように思われる。

 質疑応答でも多くの質問が出て、終始熱気にあふれる講演会で、終了後も残って個別に質問する生徒もいた。