平成28年度 SSP講演会(4)

第7回講演 「国際協力の現場から」

独立行政法人 国際協力機構(JICA) ルワンダ事務所 坂本 篤紀 先生

 まず、国際協力の仕事としてJICAの紹介と主な仕事内容を教えていただいた。具体的には、①技術協力、②有償資金協力、③無償資金協力を組み合わせて、相手国の抱える課題を解決する仕事である。

 技術協力や資金協力の例としてルワンダでの活動を紹介していただき、JICAの仕事は企画・準備・本番と進めていく映画監督のようなものであるという話を聞き、生徒たちは理解を深めたようであった。

 そして、このような仕事は一国の国づくりに貢献できるやりがいのある、しかし責任重大な仕事であり、その効果は日本にも波及する。また、持続性の確保が大変難しいという仕事内容に対して共感する生徒たちもいた。

 次に、国際協力分野で働く人たちの多様性とともに、坂本先生の歩んできた道のりも教えていただいた。

 大学卒業時の選択では、海外やビジネスに興味がなかったにもかかわらず、奈良での行政実務経験や海外研修でビジネスを体系的に学んだ経験が現在とても役に立っている。さらに、これらの経験から得られた世界中の友人たちも一生の財産である。このようなキャリアで得た様々な内容に、生徒たちは関心を持って聞いていた。

 最後に、キャリアデザインに役立つ6個の質問を挙げていただいた。

  • Q1 Who are you?  
  • Q2 What are you good at?  
  • Q3 What have you done?
  • Q4 What do you want to do next?  
  • Q5 How will **help you do that?  
  • Q6 What can you bring to **?

 そして、語学についても、受験英語は疎かにしないこと、でも別途努力が必要なこと、TOEFLに挑戦すること、もう1か国語も頑張ること、とういうアドバイスをいただいた。

 

生徒の感想から 

 海外で働くことに興味・関心のある生徒が多く参加しており、生徒たちは熱心に聞き入っていた。

 生徒からの質問では、「海外で働くために必要な高校での学習や教科は?」、「海外での仕事に就くためにはどうすればいいか?」など国際的な舞台で仕事をすることに関心を深めている様子であった。

 講演後の感想では、海外で活躍したいと考えるようになった生徒や、国際的な視野を持つ必要性を痛感した生徒が多く見られた。