平成29年度 まほろばけいはんなSSHサイエンスフェスティバル

 平成29年10月28日(土)、精華町のけいはんなプラザで、今年度の「まほろばけいはんなSSHサイエンスフェスティバル」が開催されました。

 第1部の講演会では、京都大学フィールド科学教育研究センター瀨戸臨海実験所 准教授 久保田 信 先生より「地球の動物住民で最もウルトラ能力を持ったベニクラゲの生物学と歌」というテーマでお話しいただきました。

 現在の地球上に生存する145万種の動物の中で、唯一ベニクラゲは、最もウルトラな能力である「不老不死」を発揮する動物です。

 本来、成熟したクラゲはやがて退化(老化)していきますが、ベニクラゲは若返りを行い、若いポリプができてきます。その動画も見せていただき、神秘的な姿に参加者は皆驚いているようでした。

 さらに、様々なクラゲや海洋生物たちへの敬意と愛情を多くの人々に伝えたい! と、歌をつくられており、その歌も披露していただきました。

 また、ベニクラゲを研究する久保田先生の姿を撮ったドキュメンタリー作品『Spira Milabilis』がベネチア国際映画祭主要部門で上映され、登場人物の一人としてレッドカーペットを歩いた様子もお話しいただきました。

 このように、ベニクラゲの神秘や地球の全動物への深い愛情を伝えて頂いた久保田先生のご講演は大変有意義なものでした。

 第2部では、中・高校生による課題研究のポスターセッションが行われました。今年は過去最高の17校が参加いただき、48テーマでの発表が実施されました。

 テーマにおいては物理・化学・生物・地学・数学分野だけでなく、情報・工業・農業・環境等のテーマや各分野を横断したテーマもあり、自然科学全般を網羅した多岐にわたる研究発表が行われました。

 さらに、指導助言者として、20名以上の大学や研究機関の研究者の方々に参加いただき、研究内容へのアドバイスや感想等を発表者へ伝えていただきました。

 会場内では、中高校生同士の質疑応答や研究者の方々との意見交流など、白熱した議論があちこちで展開されました。大変有意義でこれからの各校の研究活動に生かされるポスターセッションが行われたものと思います。