平成29年度 育友会文化施設見学会の報告

 今年度の育友会文化施設見学会は、10月18日(水)に葛城市の當麻寺(近鉄南大阪線当麻寺駅下車徒歩15分)にある中之坊で写仏体験を行いました。

 

 當麻寺は、古代大和の“西方”に位置し、白鳳・天平様式の大伽藍を有する古刹。金堂の弥勒仏や四天王、梵鐘などの白鳳美術を今に伝えるほか、古代の三重塔が東西一対で残る全国唯一の寺としても知られています。

 本尊として祀られる「當麻曼荼羅(たいま・まんだら)」は、奈良時代、藤原家の郎女・中将姫さまが写経の功徳によって目の当たりにした極楽浄土の光景を壮大な規模で表したもので、中将姫さまを常に守護し、導いた守り本尊「導き観音さま」とともに今も多くの人々のよりどころになっています。

 當麻寺は、聖徳太子さまの弟・麻呂古王が創建した万法蔵院がはじまりで、白鳳時代に河内から當麻の地に移り、奈良時代に當麻曼荼羅が表され、平安時代には密教文化が栄えました。平安末の焼き討ちによる危機を経た中世以降は、中将姫伝説の広まりとともに曼荼羅信仰の寺として再興し、寺の向きも南面から東面に変わり、近世には、真言宗に浄土宗が同居することも受け入れました。

當麻寺のウェブサイトより

 

 

 当日は60人もの育友会員の方々にお集まりいただきました。

 家庭教育部理事の小川 美輪 様のごあいさつ、学校長 安井 孝至 のあいさつのあと、さっそくご住職から當麻曼荼羅の絵解き法話を伺いました。

 写仏体験は写仏筆の使い方の練習のあと、各自が選んだ阿弥陀如来や観音菩薩や弥勒菩薩の仏画を1時間ほどかけて描きました。皆さん、筆を握って一生懸命描いており、とても上手に描けていました。

 写仏体験のあとは坊内で精進料理をいただきました。季節の野菜やこんにゃくを使って彩りよく仕上げられた料理で、どれをとってもヘルシーで美味しいものばかりでした。

 その後、書院内の鶴の間・鷺の間でお菓子とお抹茶をいただき、庭を眺めたり、拝観して過ごしました。

 久しぶりにお目にかかった方々と楽しく歓談しながらの楽しい時間を過ごすことができた方が多かったようです。

 これまでの育友会文化施設見学会では、14年が「東大寺」、15年が「春日大社」、16年が「三松禅寺」、17年は「當麻寺」と寺社が続きました。今後は、多様なジャンルの施設見学を取り入れていきます。