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声が響き手話がはずむ希望のある学校づくりを目指して

奈良県立ろう学校 校長 永安直子

<奈良ろう学校ってどんなところ?>
 本校は、県内唯一のろう学校として、聴覚に障害のある幼児児童生徒の教育を担っています。奈良県立ろう学校は、英語では、“Nara Prefectural School for the Deaf”と訳していますが、実際に在籍している子どもの聴覚の厳しさは一様ではなく、その一人一人の障害の程度に合わせた個別の指導計画のもと、通常の教育課程に準ずるカリキュラムをベースに、初歩からの手話学習や口話を用いた学習をします。
早期教育部では、生後2~3ヶ月の乳児から、就学前の幼児等、音の聞こえに関して気になることがおありの子どもさんやご家庭を対象とする教育相談を行っています。特別支援部では、地域の幼稚園や学校に通っておられるお子さんの聴覚支援に関する相談も行っています。それぞれに経験豊かな教員が、1件1件対応しますので、聴覚に関して気になることがあれば、いつでもお問い合わせください。なお、聴覚支援に関する情報誌「音・聞こえのノート」を毎号ホームページにアップしていますのでお役立てください。
幼稚部から高等部まで、ひとつの学校の中で、一人一人の幼児児童生徒に多くの教員が関わり、子どもたちは日常的に異年齢集団の中で成長していきます。幼児は、小さなかわいい手で一生懸命表情豊かに、手話と口話の両方を用いて言葉を増やしていきます。小学部になると、身体をよく動かし、毎日学校中に元気な声が響き、手話がはずんでいます。中・高等部では、生徒たちは教科学習の他、検定・資格取得、職業体験、スポーツ、文化活動に励み、一年中様々なチャレンジを通して切磋琢磨しながら、進路の実現を目指していきます。

<本年度のキーワードについて>
「希望」とは校訓のひとつでありますが、本年度のキーワードです。子どもたちが、学びを通して「希望」を持ち、一日一日を安心して過ごせる学校づくりが課題です。そのために、まず、子どもたちが自分のことを、かけがえのない大切な存在だと思えるような教育環境づくり、そして、大きな理想と小刻みな目標の仕掛けづくり、小さな失敗と成功の積み重ねを評価しながら、一歩一歩成長していく子どもの育ちを大切にして参りたいと思います。
今日、一つの事を学んだら、明日また学校に来ることが楽しくて、それまで特に何とも思わなかったものにも、感動したり、関心を持ってもっと調べてみようと思えるような、そんな「希望」のある学びを子どもに体験させるよう、学校あげて取り組んで参りたいと思います。今後も地域に開かれた学校として、また、聴覚支援教育を推進するセンター校としての機能を充実させ、関係諸機関と連携しながらその使命を果たしていきたいと存じます。随時の教育相談、体験入学や秋に開催する「ひびき祭」(文化祭)等の行事についても、ホームページでご案内しますので、是非「奈良ろう」へお越しください。