人権研修会

 
 

「多様な性と人権」―性的マイノリティについて学ぶー
                             生徒指導部
去る9月6日(水)、生徒指導部と人権教育推進委員会共催による人権教育研修会を実施しました。性と生を考える会 LGBTQ医療看護連絡会代表の中田ひとみさんを講師に招き、性的マイノリティに関する情報や知識や適切な対応や、一人一人が自分や他者の多様な性のありようを肯定し、お互いを尊重できる支援の在り方について研修しました。講師の中田さんは、性的マイノリティの方々に向けての相談・支援の団体を奈良県でたちあげ長年相談事業にかかわってこられました。性と生を考える会は、「奈良県人権相談ネットワーク」の構成機関であり、中田さんは、県主催の相談員研修会の講師を務めたり、学齢期の子どもたちへの関わり方や学校としての支援の在り方に関して、多くの学校で人権教育職員研修の講師を務めておられます。また、奈良県教育委員会発行の人権教育資料「なかまとともに」の制作や、「教職員のためのセクシャルマイノリティサポートブック」「わたしたちはここにいる~性的マイノリティの声」など多くの著作物作成に携わり、性的マイノリティに関する人権について向き合ってこられました。
電通ダイバーシティ・ラボのLGBT調査2015によると、7.6%(13人に一人の割合)がLGBT層になるというデータが発表されています。文部科学省は2015年4月30日、同性愛や性同一性障害などを含む性的マイノリティ(LGBT)の子供について、全国の国公私立の小中高校など配慮を求める通知しています。ますます教育現場でのあり方が課題とされています。昨年度は、宝塚大学看護学部日高庸晴氏によるLGBTやHIVに関する研修会を実施しました。今回の研修会をとおして、多様な性のあり方や性自認、性志向など知識を広げ、性的マイノリティの現状と課題に触れながら、教育の場での対応のあり方など情報共有する、「知る」ということの大切さを実感し、意識も高まりました。今後も「違いを認め合い」「人を大切に思える」人権教育と、積極的な啓発によるいじめ未然防止に努めていきたいと思います。


中高生生徒対象の人権学習会の予定
平成29年11月27日(月)8:50~9:40
講師 Deaf LGBT Center 代表 山本芙由美さん


(参加者の感想)
・「ありのままの自分を受けとめてもらえること」「みんなちがってみんないい」障害者問題や他の人権の問題も同じだなやっぱり大事だなと思った。自分が当たり前と思ってきたことがそうではない。性って何だろうと考えるきっかけになった。まだまだ知らないことだらけ。ろうLGBTサポートブックや手話表現
など、自分でも見てみようと思う。自尊感情を高めるためにも学校現場で何ができるか考えていきたい。
・性のあり方の種類の多さ、性を分けることができないことに驚きました。性の分け方にも色々あり、異性愛者の多くは、どちらかの端に○をつけると思いますが、性的マイノリティの人たちの回答を見て、「多様性」という言葉が本当にぴったりだと感じました。“性”について、考え直していかねばならないなと思いました。学校での支援として「特別扱い」ではなく、誰もが気持ちよく生活できるための「配慮」が実行できる学校づくりが必要ではないかと考えます。
・性的マイノリティといっても、多様で個々に違うということ。「ちがい」を尊重し、少しでも生活しやすいよう、困っていることに、耳を傾け、環境整備など取り組んでいかなければと思いました。